急いで決めなくてもいいこと。
どう思うかを聞かれて、まだうまく答えられない。そんなとき、沈黙を埋めるために意見を作ってしまうことがある。けれど、言葉が見つからないことと、何も考えていないことは同じではない。
いまの状態を、少しだけ渡す。
「まだ考えているところです」。答えの代わりに、いまの自分の状態を伝える。相手は、拒まれたのか、聞こえていないのか、それとも考えているのかを想像し続けずに済む。結論がなくても、会話の手がかりは渡せる。
待ってもらうなら、戻る場所を。
仕事の返事など、相手が待っている場面では、時間の目安も一緒に伝えたい。「明日の午前中に、もう一度お返事します」。まだ言わないという選び方には、相手の時間をどう扱うかも含まれている。
今日の小さな一文
「いま、うまく言葉にできないので、少し考えてから話してもいいですか」。言う・言わない・まだ言わない。そのあいだを選ぶことも、言葉の力の一つになる。
会話例は説明のための架空例です。書籍の引用・著者の実体験ではありません。
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